「神事のアップデート」をテーマに、世界中から仮想通貨を集めてリアルタイムに神輿に反映させ、集まった仮想通貨は「土地の豊穣」のために再分配する。仮想通貨の着金に応じてインタラクションする神輿を開発。みこしにはサーバーを搭載し、大量のLEDファンが回転しながらギラギラ発光、ビットコインの着金に反応してバイブスを上げる「ワッショイ・セレブレーション機能」なるものが発動するという仕掛け。
Photo: UMEP
1988年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルス・エレクトロニカ賞でHonorary Mentionを受賞。近年の展覧会として「デジタル・シャーマニズム―日本の弔いと祝祭」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])、「Ars Electronica Festival」、「文化庁メディア芸術祭」など。
Born in Aichi, Japan in 1988, Ichihara Etsuko is a media artist and fantasy inventor. Her powerful work interprets Japanese culture, customs, and beliefs from a unique point of view and presents new, technology-based approaches. She has received extensive media attention and is a recipient of the Excellence Award at the 20th Japan Media Arts Festival and Honorary Mention (Interactive Art+) in the Entertainment Division of PRIX Ars Electronica 2018. Recent exhibitions include “Digital Shamanism: Japanese Funeral and Festivity” (NTT InterCommunication Center, Tokyo, 2016–2017), the Ars Electronica Festival, and the Japan Media Arts Festival. Ichihara is a graduate of the Department of Theoretical Configurations at Waseda University’s School of Culture, Media and Society.
メディアアーティスト、テクニカルディレクター。1985年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。 テクニカルディレクターとしてグローバルブランドをはじめとしたファッションショー、インスタレーション、ライブ等、広告・エンタメ分野での演出や開発を多く手がける。 アーティストとしては、プログラミングやデバイスを駆使し、テクノロジーがもたらす未来とオルタナティブな世界を具現化する作品群を制作。近年はAIや音声エージェントを利用したアートワークにも意欲的に取り組んでいる。 第18回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出。アルスエレクトロニカ賞にてHonorary Mention(栄誉賞)を受賞。